予防?科とは

予防?科とは

予防歯科とは、歯が痛くなってから(虫歯など)治療を行うのではなく、痛くなる前に治療を行い、口腔内の病気を予防をすることです。
口腔内の健康を守るためには、主に歯科医院などで行う「プロケア(プロフェッショナルケア)」と、歯科医や歯科衛生士の指導に基づき実施していただく毎日の「セルフケア」の両方をしっかりと行うことが大切になっています。
この2つのケアを組み合わせることで皆さまの口腔内の健康を守ることが出来ますので、さかえ歯科クリニックでは定期的な検診をおすすめしております。

なぜ定期検診が?事なのか

「なぜ、痛くないのに歯医者さんに行くの?」という疑問をお持ちの方もまだまだ多いかもしれません。
実はこんなデータがあることをご存知でしょうか。

なぜ定期検診が?事なのか

(公財)8020推進財団.
第2回 永久歯の抜歯原因調査報告書.
東京: 8020推進財団; 2018.

歯を失う原因としては歯周病と虫歯によるものが9割近くを占めています。
破折というのは外傷など物理的に非日常的な大きな力が作用したものではなく、無髄歯(神経をとった歯)と考えられ、原因は「むし歯由来」とみなすことが出来ます。

ところで、定期検診による「予防」が当たり前になっている北欧の高齢者は日本人の高齢者よりも残存歯が多いということをご存じでしょうか? 80歳時点の残存歯は、スウェーデンやフィンランドでは23本、一方の日本ではわずか7本といわれています。予防に努めることで、おじいちゃんやおばあちゃんになっても自分の歯を維持できる可能性が大きく高まるのです。

いつまでもご自分の歯でおいしくお食事をするために、定期検診を受けてお口のトラブルを予防しましょう。

定期検診のメリット

merit1 80歳になった時に残っている歯の数が違う

定期検診に行っている人は平均15.7本、歯が痛くなったときだけ治療を受けた人で平均6.8本。
こんなにも差が生まれてしまうというデータがあります。

merit1 80歳になった時に残っている歯の数が違う

「また失ってしまって後悔したものの第1としてこのようなデータもあります」

merit1 80歳になった時に残っている歯の数が違う

出典元:インビザライン・ジャパン株式会社

merit2 ?科治療費を抑えることが出来る

痛い時だけに通院する方の歯のライフサイクル

定期的に通院する方の歯のライフサイクル

定期的に検診に通うことで治療費が多くかかってしまうと感じられる方も多いと思います。
ですが実際は定期検診に通っている方が治療費を抑えることが出来ます。
上の図は「3か月に1回の定期検診に来られる方」と「歯が痛くなったり、腫れたりしてから通院する方」の治療費を比較した図となっております。
80年間という長い年月の中で約3倍もの差(金額にして284万円)が出てしまいます。
定期検診を行うことで金銭的な負担を軽し、なおかつ歯を健康に保つことができます。

merit3 早期発見が可能

定期的に口腔内をチェックすることで、虫歯や歯周病などを早期に発見することができます。
早期に発見し対応することで歯を削らなくて済んだり、失うリスクを下げることが出来ます。

定期検診の流れ

Step1 ?と??の検査

・虫歯有無の確認
・歯周ポケットの確認
・染め出し液を使用して汚れている箇所の確認

Step2 歯磨き指導

フッ素塗布が終わった後で、ご家庭で歯を磨くために気をつけた方が良いポイントや、食生活、次回の定期検診のお約束等を行います。

Step3 専用の器械を使用してのクリーニング

歯を強くする「フッ素」が入ったペーストを歯と歯の隙間、歯と歯肉の間に注入します。
その後、専用の器械を使用し、クリーニングします。
ゴム製のチップや回転ブラシを使用し、歯の表面に付いている汚れをキレイに落としていきます。

Step4 仕上げのフッ素塗布

歯の汚れを完全に落としキレイになった歯を、最後にフッ素で完全コーティングします。
フッ素には虫歯になりにくくするための効果があり、塗ることで虫歯になりにくい歯を作ることができます。
フッ素が浸透するために、塗布が終わった歯は1時間ほど、飲食は控えたほうが良いでしょう。

歯をできるかぎり長く保つために予防のことはお気軽にご相談ください